中国の俳優ルオ・ジン（羅晋）が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で、最新主演作のドラマ「天下長河」に関する投稿をほぼ全て削除し、怒りを示している。

清朝を舞台にした「天下長河」は、ルオ・ジンが康熙帝を演じ、能吏たちと手を携えて黄河の治水という歴史的プロジェクトに挑む様子を描いた時代劇ドラマ。今月11日にテレビ放送と動画配信を同時にスタートしている。

18日、ルオ・ジンが「天下長河」に関するウェイボーへの投稿を、昨年のクランクイン時のものだけを残して全削除したことが明らかに。さらに同日、「娯楽にもけじめがある。僕の許容の限度に触れ、僕の家族を傷つけた。悪いけれど、もうあなたたちとは遊ばない」と、不快な気持ちをあらわにした文章を投稿している。

ニュースサイトの捜狐（SOHU）によると、「天下長河」の制作側ではこのほど作品の宣伝のため、「ルオ・ジンの新ドラマで妻が大勢の人に笑われた」とするトピックを投稿。しかしこの「妻」が、2018年にルオ・ジンと結婚した女優ティファニー・タン（唐嫣）を示すと錯覚したユーザーが続出していた。

ルオ・ジンの怒りの投稿には支持を示すコメントが集まっており、制作側がネットユーザーに誤解させて話題を盛り上げるよう、故意に使った言葉ではないかとの批判の声も上がっている。(Mathilda)