国連は15日、世界の人口が80億人に達したと発表しました。

国連の公式サイトの特設コラム「人口80億の日」は、「これは人類発展史上の節目となる日だ。世界人口の増加は、公衆衛生、栄養、個人衛生、医薬品の改善などにより、人類の寿命が伸びてきたことに起因する。また、一部の国における高い出生率も人口急増を後押ししている」と説明しています。

国連のグテーレス事務総長は、「人類が地球に対する共同の責任について考えるべき時がきた」と指摘しました。

国連の公式サイトによりますと、世界の人口が70億人から80億人に増加するまでに約12年かかったのに対し、2037年に90億人に達するまでには約15年とされており、世界全体の人口増加のペースが鈍化していることを示しています。また、人口の急増が続くと、世界が幸せで健全な未来へ向かう重要な道である「持続可能な開発目標（SDGs）」の達成を阻む恐れがあると指摘されています。（提供/CRI）