中米首脳バリ島会談、習主席が重要な問題を提起―中国メディア

CRI online    2022年11月16日(水) 14時20分

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中米首脳バリ島会談で習主席が重要な問題を提起しました。

中国の習近平国家主席は14日、中国共産党第20回全国代表大会後の初の外国訪問先として、インドネシアのバリ島に向かいました。今回の訪問における最初の重要イベントは、米国バイデン大統領との会談でした。

習主席は会談冒頭のあいさつで、「中米関係における戦略的問題や重要な世界的・地域的問題について、バイデン大統領とこれまでと同様に、率直で踏み込んだ意見交換を行いたい」と述べました。バイデン氏も「以前のような持続的で、オープンかつ率直な対話を楽しみにしている」と述べました。

習主席は中米関係の現状について、両国と両国国民の根本的利益に合致しておらず、国際社会の期待にも合致していないと指摘しました。

習主席は、「新時代における中米の付き合いは、相互尊重、平和共存、協力ウィンウィンの3原則を堅持するべきだ」と提案しました。そのうえで、「中米関係は片方が勝てば片方が負け、片方が栄えれば片方が衰えるというゼロサムゲームであってはならない。中米のそれぞれの成功は、お互いにとって挑戦ではなく、チャンスである。双方は、互いの内外の政策と戦略的意図を正しく把握し、対抗ではなく対話を、ゼロサムではなくウィンウィンの付き合い方を基調にすべきだ」と指摘しました。

習主席は台湾問題について、「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心であり、中米関係の政治的基礎の中の基礎であり、中米関係で最初の越えてはならない一線である」と強調しました。そのうえで、「国際関係の基本準則と中米の3つの共同コミュニケの遵守は、双方が矛盾や意見の相違を適切にコントロールし、対抗や衝突を防ぐためのカギであり、中米関係の最も重要な防護・セーフティネットでもある」と指摘しました。

両国の首脳はさらに、長引くウクライナ危機を中心とした重大な世界・地域問題について、率直かつ踏み込んだ見解を交わしました。習主席はバイデン大統領に対し、「中国は常に平和の側に立っており、今後も和平交渉を促していく。ロシアとウクライナの和平交渉の再開を支持し、期待するとともに、米国、北大西洋条約機構(NATO)、欧州連合(EU)が、ロシアと全面対話を行うことを期待する」と述べました。(提供/CRI

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