【CRI時評】中国の北斗が「世界の北斗」に

CRI online    2022年11月6日(日) 6時30分

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中国は4日、『新時代の中国北斗』白書を公表した。この1万2千字の白書は中国北斗の発展過程を全面的に振り返り、北斗システムのサービス能力、産業構造、将来の発展の潜在力を示した。

中国は4日、『新時代の中国北斗』白書を公表した。この1万2千字の白書は中国北斗の発展過程を全面的に振り返り、北斗システムのサービス能力、産業構造、将来の発展の潜在力を示した。

ここ10年、北斗システムは急速に発展している。現在の北斗3号システムは、米国の全地球測位システム(GPS)、ロシアの全地球衛星測位システム「グロナス」、欧州のガリレオ全地球航法衛星システムと肩を並べている。現在、世界の230以上の国と地域の15億人以上のユーザーが北斗の測位加速と北斗高精度サービスを利用している。

例えば、サウジアラビアでは北斗システムが市政インフラの整備、砂漠にいる人員や車両の測位などの重要分野に使われている。タジキスタンでは、北斗システムがサレズ湖ダムのリアルタイムでの連続モニタリングを行い、ダムの安全と現地の人々の生命の安全を保証した。アフリカのブルキナファソでは、現地政府が北斗高精度サービスを病院建設の際に測量・マッピングに使い、建設期間を半分以上短縮した。

現在、北斗システムとGPSシステム、グロナスシステムは互換性と相互運用性に関する共同声明に調印しており、ガリレオシステムと周波数調整を行っている。また、中国はアジア・アフリカ・ラテンアメリカ地域の多地域組織や国と協力メカニズムを構築し、2016年以降、衛星測位協力協定や了解覚書、協力ロードマップなど50以上の成果文書に調印している。

なかでも特筆すべきは、北斗ショートメール返信機能と国際捜索救助サービスだ。以前は、救助要請者が国際救助組織にメッセージを送っても相手に届いているかどうかはわからず、一方通行だった。北斗システムは双方向のコミュニケーションを実現した。これは救助を求める人々にとって非常に心強いものとなった。

白書はまた、2035年までの北斗の事業発展の青写真を初めて示した。これは、その頃には、人々が世界のいついかなる時、いかなる場所にいても、北斗システムが提供する安全で信頼性の高い時空技術を享受できるようになることを意味する。(CRI論説員)

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