習主席、ドイツのショルツ首相と会談

CRI online    2022年11月5日(土) 10時30分

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習近平国家主席は4日午前、北京市内の人民大会堂で中国を公式訪問中のドイツのショルツ首相と会談しました。

習近平国家主席は4日午前、北京市内の人民大会堂で中国を公式訪問中のドイツのショルツ首相と会談しました。

習主席は席上、「ショルツ首相は中国共産党第20回全国代表大会開催の後に初めていらっしゃった欧州指導者であり、就任して初めての訪中でもある。今回の訪問が双方の相互理解と相互信頼を増進すると信じる」と述べました。習主席はまた、「中独関係が今日まで発展してきたことには、両国の数世代にわたる指導者の長期的展望や政治についての胆力が欠かせなかった。今年は中独国交樹立50周年にあたる節目の年だ。中国はドイツと共に努力し、未来に向けた全方位的な戦略的パートナーシップを構築していきたい」と表明しました。

習主席はさらに、「政治面での相互信頼を破壊することは容易だが、再び確立するのは難しい。だから双方の協力が必要だ」と強調し、その上で「ドイツのシュミット元首相はかつて、『政治家は変えることができないものを静かに受け入れ、変えることができるものを勇気をもって変え、知恵を用いてその違いをはっきりさせるべきだ』と語った。この観点をとても気に入っている。中国の対独政策は高度な安定性と一貫性を維持している。ドイツ側も積極的な対中政策を実行し、両国の互恵・ウィンウィンを実現させることを望んでいる。中国側は一貫して欧州を全面的な戦略パートナーと見なし、欧州連合(EU)の戦略的自主を支持している。欧州が安定して繁栄し、中欧関係が第三者を標的にせず、依存せず、束縛されないことの堅持を望む」と述べました。

一方、ショルツ首相は「現在の国際情勢は複雑で厳しい。欧州大陸もこれまでになかった新たな試練に直面している。中国はドイツと欧州の重要な経済貿易パートナーである。ドイツは貿易の自由化を断固として支持し、経済のグローバル化を支持し、『デカップリング』に反対する。中国側と引き続き経済貿易協力を深化させていきたい」との意向を示しました。ショルツ首相はまた、「世界には多極化の枠組みが必要だ。ドイツは陣営としての対抗に反対する。ドイツは欧中関係の発展を推進するためにしかるべき役割を果たしていく」と考えを示しました。

両国の指導者は、ウクライナ危機についても意見を交換しました。習主席は同件について「中国は、ドイツと欧州が和解と話し合いを促す重要な役割を果たし、バランスの取れた、有効かつ持続可能な欧州安全保障枠組みの構築を推進していくことを支持する」との姿勢を示しました。(提供/CRI

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