2022年10月28日、ロシア・トゥデイの微博アカウントは、ロシアのプーチン大統領が同国内の会合に出席した際に「日本の教科書は真実を書かない」と発言したことを報じた。

同アカウントは、プーチン大統領が27日にロシアで開かれた専門家との会合イベント「バルダイ・ディスカッション・クラブ」の全体会議で登壇した際、米国による日本への原爆投下は米国の領土保全や主権確保に対する脅威がなく、日本にも反撃能力がすでになかった中で行われたものだとの見解を示した上で、「日本の学校教科書には、連合国が原爆を投下したと書かれている」ものの「（米国からの圧力を受けている日本は）米国が投じたものだとは教科書にすら書けない」とし、「米国人はやり手だ。ある部分において、われわれは彼らから学ぶべきかもしれない。本当にいいお手本だ」と皮肉を込めて語ったと伝えた。

プーチン大統領の発言について、中国のネットユーザーは「真珠湾だって米国人が奇襲だって言わせてるのだろう」「日本は米国が衰えるのを待っていて、衰えたら真っ先に敵討ちをしようとしている」「日本人は本当にどの国が日本に原爆を落としたか知らないの？」「鋭さの中にユーモアがあるプーチン氏は素晴らしい」「日本は真実の歴史におびえていて、自分で自分に麻酔をかけている」「そもそも教科書に真相が書かれているなんて誰が言った？歴史なんて勝利者が書くものなのだから」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）