中国シニア世代のオタク、「宮廷の諍い女」の本格コスプレを満喫も原作プロデューサーがダメ出し

anomado    2022年10月30日(日) 12時0分

拡大

今も人気健在の大ヒット時代劇ドラマ「宮廷の諍い女」をめぐり、先月末から中国のSNSで格別なにぎわいが見られている。

今も人気健在の大ヒット時代劇ドラマ「宮廷の諍(いさか)い女」(後宮甄嬛伝)をめぐり、先月末から中国のSNSで格別なにぎわいが見られている。

事の発端は、あるネットユーザーがドラマ好きの母親のために、浙江省の横店影視城にある撮影セットを貸し切った上、制作チームまで完璧にそろえ、「宮廷の諍い女」のいくつかの名場面を完全コスプレさせたと報告したこと。

総勢16人の妃と1人の皇帝によるコスプレ完成作品は9月27日から順次SNSに投稿され、瞬く間に多くの「いいね!」が寄せられたほか、衣装や小道具、演技などの完成度を褒めたたえるコメントが殺到した。

コスプレを企画した業者によると、2泊3日の日程で行われた「宮廷の諍い女」の再現にかかった費用は、衣食住、エキストラ込みで1人当たり4000元(約8万円)とのこと。想定を超える問い合わせが殺到しているため、今後は別の名ドラマも再現していくと意気揚々だ。

この“高齢者の趣味”に便乗したコスプレ商法について、「宮廷の諍い女」のプロデューサーは「著作権侵害に当たるので、書類をそろえて動画配信プラットフォームに関連動画の削除を要請したい」とし、「ドラマを愛してもらっていることがよく伝わっているので、高齢者に対しては責任追及をしない」と明かしている。

コスプレを満喫したいシニアが増え続ける中、著作権を所有する制作会社との攻防が続きそうだ。(編集/RR)


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携