陝西省林業局の研究者はこのほど、赤外線カメラに収められた映像資料を整理した際、太白山自然保護区牛尾河地区に設置された赤外線カメラが2021年12月12日に野生のジャイアントパンダ2頭が一緒に活動している貴重な光景を記録していたことを発見しました。

ジャイアントパンダが現れた季節やその体形、毛色、行動などから総合的に判断すると、2頭は野生のジャイアントパンダの親子だと推測されます。画面では、母親が前の方を歩いていて、子どもは後ろでいたずらっ子のように木の幹を引っかいていました。

牛尾河地区は秦嶺の奥地に位置し、ジャイアントパンダやターキン、キンシコウなど珍しい動物が多く生息しています。同地区は竹林が広がり、秦嶺ジャイアントパンダの牛尾河グループの分布区です。また、秦嶺中部のジャイアントパンダの群れが将来的に西に拡大する際に必ず経由する場所でもあり、秦嶺ジャイアントパンダ保護ネットワークにとっては懸け橋と絆の役割を果たしています。（提供/CRI）