中国中小企業協会は10日、「中国国内のマクロ経済環境は安定しつつ好転に向かう基調にあるものの、米連邦準備制度理事会（FRB）の継続的な利上げや世界的なスタグフレーションリスクの上昇、さらに外部環境の不安定・不確定要因などの影響を受けて、中小企業の回復に向けた原動力は弱まっている」と発表しました。9月の中国の中小企業発展指数（SMEDI）は88．2で、前月を0．1ポイント下回りました。

8つの業種別指数では、不動産と社会サービス業がそれぞれ0．1ポイントと0．2ポイント上昇し、不動産業や賃貸業、ビジネスサービス業、コンサルティング業などの分野の中小企業が好調なことが示されています。また、8つの業種別指数の内、総合経営指数と資金指数は下げ止まって回復に転じ、総合経営指数は0．1ポイント上昇しました。中でも資金指数は0．3と最も顕著な上昇を示し、金融による一連の小型零細企業支援措置の効果により、中小企業の資金繰り状況がある程度改善されたことが明らかになりました。（提供/CRI）