国慶節連休中も浙江省の横店影視城で新ドラマ「狐妖小紅娘：月紅篇」（縁結びの妖狐ちゃん）の撮影に励んでいる俳優のゴン・ジュン（龔俊）が4日、SNS個人アカウントに高山植物保護活動の時の写真を数枚投稿し、反響を呼んでいる。

写真は雲南省にある聖なる山シャングリラで今年6月に撮影したもの。世界の最新トレンドを発信する雑誌「ELLE」と新華社通信が共同で企画した公益推進活動の第1弾動画「高山植物守護者」にゴン・ジュンが登場したのだ。

シャングリラの高山植物園はメコノプシス、ロサ・プラエルセンスなど400種を超える地域特有植物の調査・栽培・保全活動に取り組んでいる施設で、「絶滅危惧植物のノアの箱舟」とも呼ばれている。

動画はゴン・ジュンの目線と声で、蒸し暑い南方都市から標高4000メートルを超えるシャングリラまで車で走りながら感じた風景の変化や、高山植物を目の当たりにした時の感動、植物保護に当たる関係者の苦労、俳優人生を思い浮かべながらの感想などを収録している。

動画は9月27日に「bilibili」（ビリビリ、中国の動画サイト）などのプラットフォームで公開され、視聴したファンから「目の疲れが一瞬で取れる動画。美しい高山の景色、心癒やされるゆったりとしたBGM、ゴン・ジュンの優しいナレーションにほれ込んで思わず何度もリプレイした」「ゴン・ジュンは見せ掛けではなく全身で活動に打ち込んでいる。まるで学生のように耳を傾け、素直に反応するところがすてき」「有意義な活動。ゴン・ジュンの様子とナレーションで眼福耳福な一時を過ごした」「たくさんの高山植物を知ることができた。ゴン・ジュンの影響力が公益活動に生かされることを願う」などの好意的なコメントが殺到した。（編集/RR）