Record China 2022年10月3日(月) 12時0分
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中国メディアの第一財経は2日、ノーベル賞受賞が期待される中国系科学者を紹介する記事を掲載した。写真は盧煜明氏。
中国メディアの第一財経は2日、ノーベル賞受賞が期待される中国系科学者を紹介する記事を掲載した。
記事は、「10月はノーベル賞シーズン。2020年と21年は新型コロナウイルスの影響でオフラインの授賞式は中止されたが、今年は復活し、過去2年の受賞者を招待する見通しだ」と説明。また、「これまでの歴史上、誰が受賞するかを事前に予想するのは極めて困難だ。候補者が明かされないだけでなく、数十年前の重要な科学的発見が評価されるなど、そのスパンの長さが要因だ」とした。
一方で、今年受賞が期待される人物のリストには複数の中国系科学者の名前があるとし、今年のラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞を受賞した香港中文大学医学院の分子生物学者・盧煜明氏、中国出身の米国人でペンシルベニア大学の神経病理学者ヴァージニア・マンイー・リー(李文渝)氏、同じく中国出身米国人で有機半導体の研究で知られるジェナン・バオ(鮑哲南)氏の名前を挙げた。
中国で基礎研究に従事する科学者は「ノーベル賞は理論的なブレイクスルーや技術面での画期的な革新があるかが審査される。もしそれらがなく、応用レベルでの革新だけであれば受賞の可能性は低い」と指摘。また、上述の学者らの論文の引用件数が多いことについても「論文の引用件数が多くても重要なオリジナル性が欠けていれば可能性は低い」と述べたという。
記事は「中国系の科学者が自然科学の分野で受賞すれば、非常に素晴らしい成果となる」とし、15年に中国人科学者の屠呦呦氏がノーベル生理学・医学賞を受賞したことを紹介した。(翻訳・編集/北田)
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