CRI online 2022年10月3日(月) 17時30分
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中国の耿爽国連常駐副代表は、「ノルドストリームは欧州におけるエネルギー輸送の大動脈だ。国境にまたがるインフラ施設の安全を維持するために、中国はすべての当事者と連携を強化していきたい」と話しました。
中国の耿爽国連常駐副代表(副大使)は9月30日、天然ガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム」で最近、強い水中爆発を伴ってガス漏れが発生したことについて、「中国は深刻な懸念を抱いている」と示した上で、「ノルドストリームは欧州におけるエネルギー輸送の大動脈だ。国境にまたがるインフラ施設の安全を維持するために、中国はすべての当事者と連携を強化していきたい」と話しました。
「ノルドストリーム」のガス漏れをめぐる国連安保理の審議で、耿副代表は、「パイプラインでのガス輸送が寸断されたことで、欧州のエネルギー供給不足はより深刻なものになっている。その結果、エネルギー市場の混乱とエネルギー価格の上昇といった問題は、発展途上国を含む世界各国の消費者の負担となる。ガス漏れは現在も続いており、関連海域における海上輸送や生態環境への影響が出てくる恐れもある」と指摘しました。
さらに、耿副代表は、「今回のガス漏れにより、国境にまたがるインフラ施設のぜい弱性が浮き彫りになった。ガス漏れは事故ではなく、意図的な破壊行為によって引き起こされた可能性が高いという情報に、中国は注目している。もしそうであれば、これは国境を越える民間施設と海底パイプラインへの襲撃という、国際法に違反する行為になる。ガス漏れに関する客観的で公平かつ専門的な調査が不可欠であるとして、すべての関係者の意見は一致している」と強調しました。(提供/CRI)
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