ファンタジー時代劇ドラマ「蒼蘭訣」でブレークした中国の俳優ワン・ホーディー（王鶴棣）のマネジメント側が、激化するストーカーまがいのファンの行動について、自制を求める声明文を公開した。

ワン・ホーディーは今年8月に配信され、人気沸騰した「蒼蘭訣」をきっかけにブレークしたが、人気の急上昇とともに常軌を逸したファンの行動がたびたび報じられていた。23日夜、ワン・ホーディーのマネジメント側が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で声明文を発表。「私生」（芸能人の私生活にまで介入し、ストーカーまがいの行為を行うこと）行為を「断固として排斥する」とのメッセージを同時に発表している。

声明文の内容を見ると、飛行機や高速鉄道、あるいは車などの移動手段で、つきまとい行為を行わないよう警告。また、空港や鉄道駅で大勢がタレントを取り囲んだり、大騒ぎをすることで他の利用客や従業員に多大な迷惑を及ぼし、公共の秩序を乱すことを問題視している。さらにタレントの搭乗情報やホテルの予約情報の売買、盗撮といったプライバシーの侵害行為についても自制を求め、「理性をもって応援してほしい」と訴えている。

「蒼蘭訣」をきっかけに、ワン・ホーディーのウェイボーのフォロワー数は1カ月で500万人増加している。この1カ月でファンの問題行動が急増し、マネジメント側が業を煮やして急きょ声明文を発表したとみられている。(Mathilda)