中国当局「台湾は統一後、異なる社会制度を実行してよい」、中国ネット「だめ」

Record China    2022年9月21日(水) 18時0分

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中国の台湾事務を主管する国務院台湾弁公室の馬暁光報道官は21日、中国共産党中央宣伝部が開いた記者会見で台湾の統一問題に言及した。

中国の台湾事務を主管する国務院台湾弁公室の馬暁光(マー・シャオグアン)報道官は21日、中国共産党中央宣伝部が開いた記者会見で台湾の統一問題に言及した。

馬氏は「『平和統一、一国二制度』は台湾問題を解決するわれわれの基本方針だ」とした上で、「両岸統一後、台湾は大陸とは異なる社会制度を実行することができる」と強調。「国家の主権、安全、発展の利益を確保するという前提の下で、台湾同胞の社会制度や生活様式などは十分に尊重され、私的財産、宗教信仰、合法的権益は十分に保障される」とした。

また、文化面についても「台湾の文化創造力は十分に発揮され、両岸同胞は中華文化を共に伝承し、民族精神を発揚していくだろう」としたほか、「統一すれば発展の余地がより広がり、国際的にもより強固になり、より安全に、より尊厳を持って、中華民族の偉大な復興の栄光を共有することができるようになる」と述べた。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)では21日午後3時現在、「統一後も台湾は大陸と異なる社会制度を実行可能」がトレンド1位に。ネットユーザーからは「それはだめだ」「だめ。われわれは異なる社会制度の実行には同意しない!一国一制度だ」「だめ。制度は同じでなければ」「一国一制度の方が安全だ」などの声が多く上がり、「やはり一国二制度が良い」との声は少数だった。

このほか、「台湾にとっては平和的統一が最適解だ」「まずは統一してからだろう」「私が関心があるのはいつになったら統一するのかということだけ」「早く祖国に戻っておいで」「平和的統一はおそらく無理だろうな」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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