anomado 2022年9月15日(木) 14時0分
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チャン・ハン主演の「東八区的先生們」が、今年の中国ドラマ作品で視聴者評価の最低点数を更新。主だった中国メディアも作品への批判を繰り広げている。
中国の俳優チャン・ハン(張翰)が主演のドラマ「東八区的先生們」が、今年の中国ドラマ作品で視聴者評価の最低点数を更新。人民網など主だった中国メディアも作品への批判を繰り広げている。
チャン・ハンが主演・プロデュースした「東八区的先生們」は、大学の学生寮で同室だった男性4人の仕事や恋愛、成功や失敗といった人間模様を描くドラマ。8月31日に配信とテレビ放送をスタートした後、ドラマ・映画情報サイトの豆瓣(douban)の視聴者評価は回を重ねるごとに落ち、10点中2.4点から直近では2.2点となり、今年の中国ドラマの最低点を更新している。
同作はスタート直後から、4人の男性たちの言動があまりにも「油膩」(主に中年男性の「脂っこい」「ギラギラしている」感じを指す言葉)だと、視聴者の嫌悪感を招いている。英国の女性作家ジェーン・オースティンの小説のヒロインを例に挙げ、チャン・ハンが女性について独自の解釈を語るシーンでは、「さすがに油膩すぎて胸焼けがする」と視聴の取りやめを宣言する人が続出した。
さらに、チャン・ハンの演技にも批判の声が上がっており、性的な描写の場面で女性に覆いかぶさったチャン・ハンの手や膝頭の位置が、「ありえない」「相手の女優への配慮がなさすぎる」「まるで成人映画だ」と猛批判を浴びることに。チャン・ハン自身がプロデューサーを務める作品だけに、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)ではパワハラを疑う声も上がった。
「東八区的先生們」については、中国共産党機関誌のウェブ版の人民網はじめ、環球時報や新浪(SINA)など主だった中国メディアも批判を展開。人民網では、女性への偏見が垣間見えるレッテル貼り、女性の物質化が目立つと批判し、会話や描写のあまりにも現実離れしたところが視聴者に嫌われたと指摘。また、俺様的な社長役で人気を集めてきたチャン・ハンが、またもや同様の役を演じていることに、「おいしい思いはいつまでも続かない」として、視聴者の意識や社会のニーズは刻々と変わることを認識すべきだと指摘している。(Mathilda)
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