清朝の沈没船「長江口2号」を引き上げへ―中国

人民網日本語版    2022年9月7日(水) 22時30分

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中国最大規模の古代船全体引き上げ・移動プロジェクトが6日、正式に始まった。

中国最大規模の古代船全体引き上げ・移動プロジェクトが6日、正式に始まった。長江口2号古代船全体引き上げ・移動プロジェクトのメイン作業船「大力号」が午後、上海横沙埠頭をゆっくり離れ、長江口2号古代船遺跡現場に向かった。

長江口2号古代船は、清朝同治年間(1862-1874年)の貿易商船で、中国の水中考古学調査で見つかっているうち規模が最大、保存状態が最も良好、船内の文化財の数がおびただしい木製帆船だ。この船は現在、上海市崇明区横沙島北東部の北港航路の水中に眠っている。船体は海底より5.5メートル下に埋まっている。考古学調査によると、この清時代の古代船の船体は現在約38.1メートル残っており、すでに31の船室が見つかっている。その中には多くの美しく精巧な文化財があり、現在まで600点余りの陶磁器が引き上げられている。

上海古代船引き上げ・移動プロジェクトは世界初の「アーチ梁非接触式文化財全体移動技術」を採用。海上の現場作業段階では、「大力号」は古代船の周囲に22本の巨大なアーチ梁を設置し、巨大な半円柱ケーソンを形成する。総重量1万トン以上する古代船と泥砂・海水を「一滴も漏らさず」包み込み、海から引き上げ、別の特別に製造された引き上げ船「奮力号」中央部のムーンプールに移す。海上作業は全体で2~3カ月かかる見込み。(提供/人民網日本語版・編集/YF)


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