中国外交部の毛寧報道官は5日の定例記者会見で、「中国側は米国側に国際社会の正義の声に耳を傾け、『国連憲章』の趣旨と原則に基づき米国とキューバとの関係を処理し、キューバに対する封鎖を全面的に解除するよう呼びかけている」と述べました。

米国は2日、キューバに施行した対敵通商法（TWEA）を1年間再延長することを決定しました。これを受け、毛報道官は「過去60年間、米国はキューバに対して野蛮で非人道的な経済、金融、貿易の封鎖を実施し、国際法と国際関係の基本準則に著しく違反してきた。また、キューバの生存権、発展権、およびキューバ人民の基本的人権を著しく侵害し、基本的な国際人道主義精神に深刻に背いている。中国側はこれに断固反対する」と述べました。

毛報道官はまた、「国連総会では、米国側にキューバに対する経済、金融、貿易の封鎖の打ち切りを求める決議が29回連続で圧倒的多数で採択されている。米国側には国連憲章の趣旨と原則に基づき、米国とキューバとの関係を処理し、キューバに対する封鎖を全面的に解除するよう求める」と述べました。（提供/CRI）