中国の俳優チャン・ビンビン（張彬彬）が、時代劇ドラマ「青簪行」で代役を務めるという話題について、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で否定した。

「青簪行」はヤン・ズー（楊紫）とクリス・ウー（呉亦凡）が主演の時代劇ドラマで、2020年7月にクランクアップを報告。しかし、21年8月にクリス・ウーが未成年女性への強姦（ごうかん）罪で逮捕される事態となったことで、配信の見通しが立たなくなり、すでに1年が経過している。

3日、チャン・ビンビンの個人事務所のウェイボーが、「誤った情報。正しいのは公式発表だけです」と短く記した投稿文を公開。同時に、チャン・ビンビンが「青簪行」で代役を務めると書かれたネットの情報のスクリーンショットに、「デマ」と大きく書き込んだ画像を公開している。

もともと話題作だった「青簪行」は、クリス・ウーの不祥事以降も、何とかして配信にこぎ着けるよう求める声が多く、これまでにもチェン・フェイユー（陳飛宇）やケニー・リン（林更新）といった人気俳優の代役のうわさや、AI技術で顔を差し替える話題が浮上しては消えていた。しかし最近では、先の見えない状況が続いているだけに、お蔵入りはほぼ間違いないと見る人が増えている。(Mathilda)