中国で日本ブランドはもはや「金看板」ではなくなった―米メディア

Record China    2022年9月3日(土) 13時0分

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中国メディア・参考消息網は31日、「中国で日本ブランドはもはや『金看板』ではなくなった」と海外メディアが報じたと伝えた。写真は上海南駅。

中国メディア・参考消息網は8月31日、「中国で日本ブランドはもはや『金看板』ではなくなった」と海外メディアが報じたと伝えた。以下はその概要。

米ブルームバーグの29日の報道によると、家庭用品小売業者の名創優品は中国に約3000店舗を構え、その成功は日本ブランドを模倣し、敬意を表したこのブランドのデザインのおかげという。

報道は「日本のどのブランドも直接的にまねてはいないが名創優品の外観はかなり見覚えがある」と述べ、「カタカナが使われたマークはユニクロにそっくりだ。店の内装や商品、英語名は100円ショップのダイソーを思い起こさせ、中国語名の漢字は無印良品を連想させる」とした。ネットユーザーの強烈な反発を受け、名創優品はブランドの外観を「誤ったもの」と認めたという。

名創優品のイメージ作りは偶然の一致ではなく、それは隠すことなく日本ブランドの品質と価値の評判に便乗した。長年、中国の消費者はユニクロと無印良品を非常に好んできたが、今、中国で日本スタイルは大きなリスクに直面しているようだ。

報道は「新型コロナ前の10年間、中国の訪日観光客は大幅に増加した」と指摘した。調査によると、この間、中国人の日本に対する態度もこれまでにないほど改善された。日本の商品の質の良さや日本人の礼儀正しさが好印象の原因といい、名創優品が中国人の日本への好感度を利用して打つ手を考えたのも当然のことだ。

だが、報道は「新型コロナ後に中国と日本の民間往来は阻まれた」と指摘。互いのやり取りがなくなり、中国の態度も中庸の道に戻ったようだ。2021年の調査によると、中国人の日本に対する好感度は下落。日本が最終的に観光を全面的に再開させたとしても中国人観光客が日本に戻る可能性は低い。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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