詐欺で手に入れた金で宝くじ購入、3億円当たる―中国

Record China    2022年8月27日(土) 15時0分

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このほど、中国浙江省で聴覚障害者を相手にした詐欺師3人に対し、10年以上の懲役が科せられた。そのうち一人は騙し取った金で宝くじを購入し、1450万元(約3億円)が当せんしていた。

中国浙江省で聴覚障害者から金銭をだまし取った3人に対し、10年以上の懲役が科せられた。そのうち一人はだまし取った金で宝くじを購入し、1450万元(約3億円)が当せんしていた。

映像メディアの星視頻が24日に中国のSNS・微博(ウェイボー)上に掲載した投稿によると、同省衛州市竜遊県の裁判所はこのほど、聴覚障害者を相手にした詐欺事件の裁判を行った。3人の被告には懲役が科せられ、だまし取った1250万元(約2億5000万円)余りの金が回収された。

2021年、ある男性が3年間で趙(ジャオ)被告に300万元(約6000万円)余りをだまし取られたと通報した。警察は捜査の末、趙被告と張(ジャン)被告を逮捕。聴覚障害者を狙った詐欺に特化した犯行グループも摘発された。その後の捜査で、同グループに所属していた王(ワン)被告も逮捕された。被害者は39人で、いずれも聴覚障害があった。

主犯格の王被告は警察に「私は金を持っている。あなたたちが私を解放してくれれば(金をやろう)」などと話した。また、ある時は「君たちが宝くじに当たっても数十元だが、数年前に私は1000万元(約2億円)以上当たったことがある」と口を滑らせた。王被告は2017年5月、詐欺で得た金で宝くじを購入したところ1450万元が当選し、その日のうちに1300万元(約2億6000万円)を交際相手の銀行口座に振り込んでいた。2021年、その1300万元は法に基づき凍結されたという。

中国のネットユーザーからは、「聴覚障害者をだますなんて、良心はないのか!」と非難する声や、「運が良すぎでしょ」「詐欺師でさえ宝くじに当たるのに、なんで私は当たらないの(泣)」「あんなに悪いことをたくさんしているのに、なぜ詐欺師が宝くじに当選するのか。わからない」と被告の宝くじ当選に不満の声、「人生の絶頂とどん底の入れ替わりのなんと早いことか」「被告たちに詐欺の結末は空っぽだと教えてあげて」などの声が上がった。(翻訳・編集/刀禰)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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