CRI online 2022年8月23日(火) 17時20分
拡大
第12回北京国際映画祭のコンペティション部門「天壇賞」の最優秀作品賞を受賞した『タイタニックを見たくない視覚障害者』のメディア鑑賞会と審査委員の記者会見が21日、北京で行われました。
第12回北京国際映画祭のコンペティション部門「天壇賞」の最優秀作品賞を受賞した『タイタニックを見たくない視覚障害者(英題:The Blind Man Who Did Not Want to See Titanic)』のメディア鑑賞会と審査委員の記者会見が21日、北京で行われました。
この作品は、フィンランドのテーム・ニッキー(Teemu Nikki)監督が脚本・監督を務めたもので、多発性硬化症で車いすに座る毎日を過ごす視覚障害者が、思いを寄せていた女性が重い病気にかかったことを知り、彼女に会うための旅に出るというストーリーです。同作は最優秀作品賞のほか、主演男優賞と最優秀脚本賞も獲得し、今年の天壇賞で総合的に最も高い評価を得た作品となりました。受賞した主演のペトリ・ポイコライネン(Petri Poikolainen)は、本人が多発性硬化症を患う視覚障害者です。
鑑賞会での上映後に、審査委員長を務めた俳優・李雪健(リー・シュエジェン)と、審査委員のマルコム・クラーク監督、郭帆(グオ・ファン)監督、女優・秦海璐(チン・ハイルー)が、同作や今回の映画祭について感想を述べました。
李雪健は今回の入選作品を高く評価し、「最初は審査員として見ていたが、見ているうちに惹かれて観客になり、最後には学生のような気分になった」と話しました。
マルコム・クラーク監督は最優秀作品について、「審査委員会の7人が全員一致でこの作品を選んだ。現実的で、悲しくて、最後には感動と喜びを与えてくれる傑作だ。良い映画は観客の心と魂に触れることができる。今回の最優秀作品もそれができた」と述べました。
また、秦海璐は、「今回の入選作品を見ていて、非常にプレッシャーを感じた。それは、すべての女優に迫力、コントロール能力、表現力があったからだ。私もまだまだ頑張らなければと気づかせてもらえた」と話しました。
郭帆監督は、「私が驚いたのは、映画の誕生から120年以上が経っても、今回の最優秀作品のように新鮮でクリエイティブな作品を見られるということだ。今回の天壇賞を通じて、より多くの革新的で、多元的で、探究心のある映画が作られることを期待している」と述べました。(提供/CRI)
この記事のコメントを見る
人民網日本語版
2022/8/22
Record China
anomado
2022/8/21
2022/8/20
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る