人民網日本語版 2022年8月22日(月) 17時30分
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中国国家発展改革委員会は今月18日に開いた記者会見で「中欧班列発展報告(2021)」に関する情報を発表した。
中国国家発展改革委員会は今月18日に開いた記者会見で「中欧班列発展報告(2021)」に関する情報を発表した。同委員会開放司の徐建平司長は「基礎を築き上げ、成果を積み上げる10年を経て、中欧班列(国際定期貨物列車)はすでに沿線国・地域、及びその企業、住民に広く受け入れられ、利用されている。それは、『一帯一路』(the Belt and Road)を共同建設する国が共に話し合い、共に建設し、共に分かち合った重要な結晶で、重大な成果だ」と強調した。中央テレビニュースが報じた。
7月末の時点で、「中欧班列」の運行数は累計で5万7000本に達し、輸送された貨物は530万TEU、積載率は98.3%、貨物の価値は3000億ドル(1ドルは約136.3円)相当に達した。輸送される貨物の品類は開通当初の携帯電話やパソコンといったIT製品から、衣服・靴・帽子、自動車・部品、食糧、ワイン、コーヒー、木材など53カテゴリー、5万種類以上にまで拡大し、沿線国・地域の住民の生産、生活に必要なさまざまな物品をカバーするようになっている。
「中欧班列」が運行され、ユーラシア大陸の陸路がより緊密に連結されるようになっている。7月末の時点で、「中欧班列」の運行路線は82本に設計され、欧州24カ国の196都市と結ばれ、少しずつ「点と点」が繋がってネットワーク化し、輸送サービスネットワークが欧州全域をカバーし、ユーラシア大陸を貫通する国際輸送大動脈が形成されている。
「中欧班列」は産業チェーンとサプライチェーンの安全を保障する「生命線」にもなっている。新型コロナウイルス感染症のパンデミック発生以降、海運、空運が滞るようになる中、中国国内の「中欧班列」運営プラットフォームは積極的に企業と連絡を取って輸出ニーズを満たし、TCL、デル、レノボ、吉利汽車、ボルボといった企業と連携して「オーダーメイド貨物列車」が運行されるようになり、物流輸送を最初から最後まで解決する策を提供し、中国国内外の企業が産業チェーンとサプライチェーンの安定性を維持できるよう重要な下支えを提供してきた。今年運行された「オーダーメイド貨物列車」は1150本に達し、新型コロナウイルス感染症の世界の産業チェーンとサプライチェーンの安定性に与える打撃の影響を効果的に緩和してきた。
「一帯一路」建設推進事業指導グループ弁公室は今後、統一した調整をさらに強化し、税関総署や国鉄集団などの関係当局、機関と共同で、沿線国・地域と共に話し合い、共に建設し、共に分かち合う取り組みを強化し続け、「中欧班列」が中国における新たな発展構造の構築や沿線国・地域の経済、社会発展にさらに寄与できるよう取り組む計画だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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