中国で公開中の映画「断・橋」ではTFBOYSのワン・ジュンカイ（王俊凱）の明らかに痩せた姿も話題になっているが、近年のドラマや映画で、役作りのための減量を明らかにしている俳優たちの顔ぶれを台湾メディアが紹介している。

今月13日から公開されているクライムサスペンス映画「断・橋」では、役柄のやつれたイメージに合わせ、ワン・ジュンカイが約10キロ減量して出演。ダイエット中の食事の写真を中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でも公開しているが、鶏の胸肉と野菜オンリーの内容で、もともとスリムだが体重を約50キロまで落としたとされている。

この夏に配信された2部作の人気ドラマ「星漢燦爛」「月升滄海」に主演した俳優ウー・レイ（呉磊）は、減量および筋肉増量に励み、3カ月にわたって炭水化物を口にしなかった。1日6リットルの水を飲み、最低でも1時間半のエクササイズを毎日欠かさず、肉体を作り上げている。

昨年の時代劇ドラマ「雪中悍刀行」では、主演俳優チャン・ルオユン（張若昀）が約2カ月で10キロ減量。2019年の人気ドラマ「慶余年～麒麟児、現る～」と比べて、顔も体もほっそりとしているのが分かる。

女優のヤン・ズー（楊紫）は18年のファンタジー時代劇ドラマ「霜花の姫～香蜜が咲かせし愛～」で、神仙を演じることから10キロ近く減量。相手役の俳優レオ・ロー（羅雲熙）が非常にスリムなため、横に並ぶと太って見えるのを恐れたこともダイエットの理由に挙げている。

昨年、俳優ホアン・シャオミン（黄暁明）の激やせが話題になったが、これは主演映画「戴假髮的人」の役作りのためだった。15キロを目標に減量を敢行したが、急激なダイエットは心臓への負担が大きく、撮影現場で体調不良を訴えたことも同作の監督が明かしている。1日の食事についてウェイボーで、「朝食は新鮮な空気、昼食はピュアな水、夕食は柔らかな月光」と神仙のようなメニューも紹介し、あまりにも急に痩せたことで体調を心配する声も多く寄せられていた。(Mathilda)