CRI online 2022年8月20日(土) 22時30分
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敦煌研究院は19日、世界に向けて初めてオンラインで「敦煌遺書データバンク(URL:dhyssjk.dha.ac.cn)」をリリースすると発表しました。
敦煌研究院は19日、世界に向けて初めてオンラインで「敦煌遺書データバンク(URL:dhyssjk.dha.ac.cn)」をリリースすると発表しました。世界敦煌文献資源共有プラットフォームとなる敦煌遺書データバンクには、敦煌文献に関する基本情報、デジタル画像、全文の記録文、関連研究文献目録といった4つの内容が含まれています。
敦煌遺書とは、1900年に敦煌莫高窟蔵経洞から出土した西暦4~11世紀の古写本と印刷本を指します。宗教の典籍や、公文書・私文書、中国古典籍、非漢文文献などが含まれ、中古時代の中国や、中央アジア、東アジア、南アジアに関する歴史学、考古学、宗教学、人類学、言語学、文学史、芸術史、科学技術史、歴史地理学を研究する重要な研究資料とされています。敦煌蔵経洞は20世紀における最も重要な考古学的大発見の一つです。しかし、清末期の国力衰退により、蔵経洞から出土した文献と文化財は世界各地に散逸し、その数は7万点以上に上ります。敦煌遺書は現在、中国、イギリス、フランス、ロシア、日本など数十の文物所蔵機関に保管されていて、まとまった共同目録は存在していません。
敦煌研究院の主導による「敦煌遺書データバンクの構築」プロジェクトは2012年に立ち上げられたものです。現代のデジタル技術を駆使して、敦煌遺書のデジタル化を通じて、各地に所蔵されている敦煌遺書の資源と情報を集め、まとまった敦煌遺書情報資源ライブラリを構築します。それによって、世界各地に所蔵されている敦煌文化財のデジタル化復帰を実現し、世界学術界に敦煌遺書の完全なデータを提供することを目指しています。(提供/CRI)
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中国新聞社
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