CRI online 2022年8月21日(日) 23時40分
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2022年6月、総延長2712キロの世界初の砂漠鉄道環状線「和若鉄道」が開通し、地元の多くの県で鉄道がなかった歴史に終止符が打たれました。
10年前、旧正月になると何百万人もの出稼ぎ労働者たちがオートバイで故郷の広西チワン族自治区に帰省していました。今ではそうした「バイク軍団」はすでに過去のものとなり、人々は高速鉄道に乗って快適かつ便利に、「帰りたい時にいつでも帰る」ことができるようになりました。 これはこの10年間における中国の交通機関の発展を写したものです。
2022年6月、総延長2712キロの世界初の砂漠鉄道環状線「和若鉄道」〔和田(ホータン)地区と巴音郭楞(バインゴリン)蒙古族自治州の若羌(チャルクリク)県を結ぶ鉄道〕が開通し、地元の多くの県で鉄道がなかった歴史に終止符が打たれました。中国北西部の広大なゴビ砂漠で、移動はもはや障害ではなくなったのです。
また、カルスト地形で知られる貴州省には、2万基近くのさまざま種類の橋が建設され、平地が3尺分すらないと言われた山間部は「高速道路の平原」となりました。この10年で、5万余りの村にバス路線が開通し、西部地域では鉄道の総延長は6万キロを突破し、全国の40%を占めるようになりました。
中西部地域では、道路や鉄道の整備のための掘進機の数が2014年から8倍近く増加し、工事が困難でこれまで交通網の整備が進まなかった横断山、念青唐古拉(ニェンチェンタンラ)山、祁連山などの高地寒冷地帯や標高の高い山岳地帯に分布しています。昨年にも「拉林(ラサ・ニンティ)鉄道」〔チベット自治区のラサ(拉薩)とニンティ(林芝)を結ぶ鉄道〕が開通し、地元の交通状況が大きく改善されています。(提供/CRI)
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