長江流域で深刻な干ばつ、中国最大の淡水湖は湖面面積が1/4に―中国メディア

Record China    2022年8月20日(土) 16時20分

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19日、澎湃新聞は、記録的な高温少雨に見舞われている中国の江西省で、国内最大の淡水湖である鄱陽湖の湖面面積が4分の1にまで縮小したと報じた。写真は鄱陽湖。

2022年8月19日、澎湃新聞は、記録的な高温少雨に見舞われている中国の江西省で、国内最大の淡水湖である鄱陽湖の湖面面積が4分の1にまで縮小したと報じた。

記事は、中国水利部の劉偉平(リウ・ウエイピン)副部長が17日の記者会見で、長江流域の干ばつが急速に進んでおり、四川省、重慶市、湖北省、湖南省、江西省、安徽省の6省市で約82万ヘクタールの耕地が干ばつ被害を受けているほか、83万人、大型家畜16万頭の水供給に影響が出ていることを明らかにした紹介。同部水害・干ばつ災害防御司の関係者が「総じて、長江流域では1961年以降で最悪の干ばつが発生している。8月も降雨が極端に少ない状況が続く恐れがあり、干ばつがさらに進む可能性がある」と述べたことを伝えた。

鄱陽湖

その上で、江西省北部に位置し、20年に大洪水が発生して950万人が被害を受けた鄱陽湖では高温少雨の影響で水位が大きく低下しており、記録が残っている1951年以降で最も早く、平年より100日程度前倒しで渇水期に入ったと伝え、6月からの2か月間で湖面面積が4分の3縮小したと紹介している。

記事は、例年であれば中国では7〜8月は高温多雨の洪水期に当たるにもかかわらず、今年は逆に渇水が発生する異常事態になっており「北部では洪水が発生する一方で、中部南部では干ばつが起きている」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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