CRI online 2022年8月16日(火) 19時50分
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第12回北京国際映画祭のコンペティション部門「天壇賞」の国際審査委員会のメンバーによる初の記者会見が15日午後、北京雁栖湖国際会議センターで行われました。
今回の審査委員会は4カ国からの7人で構成されています。中国映画金鶏賞や華表賞などを受賞した俳優の李雪健(リー・シュエジェン)審査委員長を筆頭に、中国映画史上、興行収入第5位(46億8600万元=約920億円)となったSF映画『さまよえる地球/流転の地球(原題:流浪地球)』でメガホンを取った郭帆(グオ・ファン)監督、アクション映画『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(原題:戦狼2)』をはじめ中国映画史上で興行収入上位5位中の3作品の主演俳優である呉京(ウー・ジン)、第41回カイロ国際映画祭の審査委員を務めた女優の秦海璐(チン・ハイルー)、エミー賞を16回、アカデミー賞を2回受賞した英国のマルコム・クラーク監督の5人が記者会見に出席しました。また、第76回ベネチア国際映画祭の審査委員長を務めたアルゼンチンのルクレシア・マルテル監督と、カンヌ国際映画祭などで受賞したイタリアのミケランジェロ・フランマルティーノ監督は、オンラインの形で今回の映画祭の入選作品を審査しています。
記者会見で、良い俳優の条件を尋ねられた審査委員長の李雪健は、「良い人柄、良い演技、良い作品、この3つを兼ね備えて、自分が演じる役を通じて視聴者と交流することが大事だ」と答えました。また、「良い演技とは何か」との質問に対し、審査委員の秦海璐は、「“デザイン”の気配が伝わらないように、心から真摯に演じること」との見方を示しました。
また、審査の基準について、郭帆監督は「今回は映画ファンのつもりで審査している。私の審査基準はとても簡単だが重要なもの。面白さと共感性だ」と述べました。呉京は「見る人を笑わせ、泣かせ、感動させ、考えさせるものとなっているかどうかが私の基準。また、フィクションとノンフィクションのバランスにも注目している」と語りました。
マルコム・クラーク監督は、「『天壇賞』の候補作品の多様化と国際化に驚き、喜んでいる。今回ノミネートされた16作品の大部分が中国以外のもので、しかも米国、フランスなど巨大な映画産業を持つ国の作品だけでなく、ボリビア、カタール、イラクなどの作品も選ばれている。北京国際映画祭は本当に世界的な映画祭となっている」と評価しました。
今回の天壇賞には、作品賞、監督賞など10の賞が設けられており、20日に行われる閉幕式で発表される予定です。(提供/CRI)
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