CRI online 2022年8月15日(月) 22時20分
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江蘇省常州市に住む元物理教師の唐守平さんは今年の夏休み、科学普及動画でひそかに人気を集め、ネットユーザーから「学習困難症に特化した魔法の先生」と呼ばれています。
江蘇省常州市に住む元物理教師の唐守平さんは今年の夏休み、科学普及動画でひそかに人気を集め、ネットユーザーからは「学習困難症に特化した魔法の先生」と呼ばれ、さらに「このように物理学を学んでいたら、落第しなかっただろう」との声も上がっています。
学校で40年間勤務し、定年退職後は子どもの育児を手伝っていた唐さんは、孫たちに日常的に見せる小さな実験をネットにアップしたことで、思いがけず人気が出たことから、ネットを通じた科学普及の道を開くことを決意しました。「静電気タコ」という実験の動画は、1週間で2000万回以上の再生数に達し、100万以上の「いいね」が押されました。
自作の100種類以上の教具を保管するために、唐さんはわざわざ小さな倉庫を借り、スタジオも設けました。複雑な撮影機材や編集ソフトはなく、老眼鏡にスマートフォンが、60歳を過ぎた唐さんがインターネットとつながる全てのハードウエアです。アップする動画を自分の手で作っている唐さんはほかのブロガーのように定期的な更新が確保できていません。それにもかかわらず、唐さんがネットユーザーに認められ、人気者になったのは、科学と教育への執着のためです。
物理学者ではなく中学校の教師だった唐さんの動画では複雑な原理を分析したり、煩雑な知識を説明したりすることは少なく、視覚的な衝撃で思考を啓発することが多かったのです。「目的は保護者や教師、生徒に見てもらって、科学に興味を持ってもらうことだ。インフルエンサーかどうかは関係なく、自分でやりがいのあることをするのは楽しい」と唐さんは話しました。(提供/CRI)
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