CRI online 2022年8月15日(月) 23時20分
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この10年間で、黄河では上海市四つ分以上に相当する面積の土壌流失を食い止め、長江では全流域で基本的に優れた水質を実現しています。
黄河と長江は中華民族の母なる川であります。この10年間で、黄河では上海市四つ分以上に相当する面積の土壌流失を食い止め、長江では汚染源の減少と都市部の汚水処理レベルの強化によって、現在では、長江の全流域で基本的に優れた水質を実現しています。
下の画像は衛星から撮影した黄河です。研究者が数年にわたってモニタリングを続け、ビッグデータと組み合わせて黄河沿岸の生態状況を復元したものです。この10年間で緑地面積が拡大し、砂漠化面積が減少しつつあり、黄河の生態系グリーンラインが最も広いところで約150キロ前進したのがはっきりと見て取れます。
拡大する生態系グリーンラインによって、黄河流域では水と土壌が流出を免れ、黄河に流れ出る土砂の量は毎年平均3億トンから5億トン減少しています。この10年間で、黄河流域では2万6800平方キロメートルに及ぶ土壌浸食対策が行われ、その面積は上海市四つ分以上に相当します。
この10年、長江では排出削減措置に基づいた汚染対策を講じたことで、ほぼ全流域で優れた水質を実現しました。リモートセンシングによる水質モニタリングで、色が黄色いほど汚染が深刻である長江本流河口の水質状況を回復させました。
2013年6月に撮影された写真では、濃い黄色がはっきりとわかります↓
2021年の同じ日、同じ視点では、黄色が薄くなっています↓
この変化の原因は、長江流域の汚染源の減少と都市の汚水処理レベルの大幅な向上です。現在、長江では良質な水の水路断面が97%を超え、ほぼ流域全体で優れた水質を実現しています。また、川沿いの両岸は市民のレジャースポットになっています。(提供/CRI)
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