アディダスCEO「中国市場で再び勝利できる」、中国ネット「謝罪がまだ」

Record China    2022年8月15日(月) 14時0分

拡大

14日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、新疆の人権問題により中国国内で不買運動を受けた独アディダスのCEOが「われわれはミスをしたが、中国市場を取り返せる」と語ったことを報じた。

2022年8月14日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、新疆の人権問題により中国国内で不買運動を受けた独アディダスのCEOが「われわれはミスをしたが、中国市場を取り返せる」と語ったことを報じた。

記事は、独紙ハンデルスブラットが9日に、アディダスのカスパー・ローステッドCEOのインタビュー記事を掲載したことを紹介。同CEOが「最初の仮説から絶えず変化が起こり続けているのならば、われわれは自身の目標を調整せざるを得ない」と語る一方で、巨大市場を持つ中国が長期的に西側ブランドから離れることはなく「中国は戻ってくる。そして、大きな成長の余地がある」との認識を示したと伝えた。

その上で、今年4〜6月期におけるアディダスの中国での売上高が前年同期比で35%減少し、年間の売上目標を下方修正せざるを得なくなったと紹介するとともに、同CEOが中国での売り上げ低下について上海など主要都市でのロックダウンとともに新疆問題に絡んだ中国国内の不買運動の影響にも言及、「アディダスは中国でミスを犯した。消費者に対する理解が不十分で、中国のライバルに成長の余地を与えてしまった」と述べ、今後は中国の消費者のテイストに合わせていくことを重視すると語ったことを伝えている。

この件について、中国のネットユーザーは「中国国産の靴はすでに成長した。もはやロゴだけで売れる時代ではなくなった」「今の子どもたちにとっては、アディダスやナイキは中年や年寄りが着るブランドだ」といった声のほか、「ナイキは今なお人気があるけど、アディダスを着る人は本当にいない」「新疆綿事件のブラックなイメージが消えることは永遠にない」「新疆綿事件では謝罪してない」「全生産ラインで新疆綿を50年使い続けたら、買うかどうか考えてやってもいい」といった感想を残している。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携