日増しに複雑化する薬剤耐性問題に対応するため、6日、国家衛生健康委員会臨床抗微生物薬感受性ブレイクポイント研究及び標準制定専門家委員会、すなわち国家薬剤感受性専門委員会が発足しました。

病気の原因となる微生物の薬剤耐性の増強により、一般的な感染症の治療はより困難となるケースが増えており、また新しい薬剤耐性メカニズムも絶えず現れ、より複雑化しています。中国はこれまで欧米の基準を参考にしてきましたが、臨床現場では、薬剤の使用方法や用量の違いなどの要因により、欧米の基準を直接転用すると偏差が生じることが分かっています。

国家薬剤感受性専門委員会は、国内の臨床微生物学、臨床薬理学、臨床感染病学など各分野の専門家により組織され、中国における抗微生物薬感受性システムの確立、薬剤の臨床評価と合理的使用、薬剤耐性モニタリングなどの分野で様々な研究が行われる予定です。（提供/CRI）