人民網日本語版 2022年7月30日(土) 22時0分
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日中はホテルでゆっくりしたり、ショッピングセンターをぶらぶらしたりして、夜になると観光スポットや都市ナイトツアーを楽しむというのが近年、夏の旅行の「定番」の遊び方となってきている。
日中はホテルでゆっくりしたり、ショッピングセンターをぶらぶらしたりして、夜になると観光スポットや都市ナイトツアーを楽しむというのが近年、夏の旅行の「定番」の遊び方となってきている。旅行サイト・同程旅行が27日に発表した「2022年夏期ナイトツアー報告」によると、7月以来、「ナイトツアー」というキーワードを検索する回数が倍増しており、そのうち、週末の「ナイトツアー」の検索回数が平日よりも2割以上多くなっている。ユーザーの居住地を見ると、観光スポットのナイトツアーへの注目度が最も高い省トップ5は江蘇省、湖北省、浙江省、広東省、海南省となっている。羊城晩報が伝えた。
「報告」によると、ユーザーの80%以上が「旅行先で絶対に欠かせないのがナイトツアー」と考えている。ナイトツアーを好む理由は、「街中のグルメを楽しむ」、「都市の夜景を楽しむ」、「観光スポットに行ってショーを見る」、「散歩してリラックスする」などだ。年齢層を見ると、ナイトツアーの主力は「90後」(1990年代生まれ)と「00後」(2000年以降生まれ)となっており、うち女性は男性よりナイトツアーを好む傾向が見られた。
ここ1週間でナイトツアーが人気となっている観光スポットのタイプを見ると、動物園・植物園、自然の景色、人文古跡、都市観光などを抑えて、テーマパークが88%でトップとなっている。今夏期のナイトツアー消費のアクティブ度が高くなっている都市も、広州や武漢、西安、北京、蘇州といった人気のテーマパークがある都市だ。観光スポットのアクティビティーを見ると、ウォーターパークやナイトクルーズなどが大人気で、ミュージックフェスティバルやショーといった超人気イベントが、観光スポットで夜に楽しむアクティビティーの「人気者」となっている。
ここ1週間、予約の増加幅が最も大きくなっている省は雲南省、湖北省、江蘇省、広東省、湖南省。うち、雲南省は観光スポットのナイトツアー利用数が前週比で300%増と急増している。
■ナイトタイムエコノミーが都市に活力注入
統計によると、今年、中国のナイトタイムエコノミーは42兆元(約840兆円)規模にまで拡大すると見込まれている。文化観光消費は、ナイトタイムエコノミーで最も定番の消費業態の一つで、巨大な発展のポテンシャルを秘めている。
その他、ナイトツアー経済の繁栄により、観光スポットが潤うだけでなく、周辺の宿泊施設や飲食店、都市のタクシーといった関連業態の発展にもつながっている。統計によると、ここ1週間、午後7~10時がナイトツアーの「ゴールデンタイム」となっており、広東省東莞市の観光スポットの夜間のタクシー利用数が前週比で57%増となった。陝西省西安市や広東省広州市の夜間のタクシー利用も同比21%増をキープしており、一部の人気観光スポットやナイトマーケットが周辺のホテルの利用数増加を牽引していることは明らかだ。
この点について、同程旅行の関係責任者は、「各地が地方の特色を備えたナイトタイムエコノミーのスタイルを打ち出し、新たな都市観光の代名詞作りを効果的にバックアップしている。そして、現地の文化観光市場の急速な回復を促進している」と分析している。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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