昨年の第1回に続き、現在は第2回が開催中の中国国際消費財博覧会は、中国初の高級消費財をテーマとする国家級展示会であり、アジア太平洋地域で最大規模の高級消費財の展示会でもあります。

スイスは2021年に開催された第1回中国国際消費財博覧会の主賓国でした。スイス発のスキンケアブランドのセルコスメも自国が主賓国になったことを受け、第1回消費財博覧会に出展しました。セルコスメの中国市場マーケティングディレクターである程岩氏は、「第1回博覧会のプラットフォームを利用して多くのビジネスパートナーが私どもを知ることになり、商談や提携を展開している」と述べました。

今年の博覧会では、7社8ブランドで構成されるスイスの公式出展団が結成されました。取材に応じたフィリップ・プラ駐広州スイス総領事は、「多くのブランドの出展はまさに、消博会の魅力により実現した」と述べました。

26日午前にはフランス館が開館しました。フランスも今回の博覧会の主賓国です。50社以上のフランス企業の240余りのブランドが出展することで、フランスは中国以外では最大規模の出展国になりました。

ロレアルグループは昨年の博覧会で最も注目された出展企業の一つでした。今年も博覧会に出展し、第1回では500平方メートルだった出展面積を、今回は625平方メートルに増やしました。

フランスの高級チョコレートメーカー「ヴァローナ」は今回、「新人」として博覧会フランス館に登場しました。同企業の大中華区市場マネージャーである李明蕾氏は、「弊社の場合、焙煎技術と洋菓子づくりで高い知名度がある。この博覧会をきっかけに、より多くの中国の消費者に弊社ブランドを知っていただきたい」と述べました。

フランス企業は昨年の第1回博覧会開催への出展の成果に非常に満足しています。博覧会後に海南島の離島免税店の売り上げを伸ばしているフランスブランドもあり、ますます多くのブランド企業が海南自由貿易港に進出しています。波及効果が拡大しつづけていることなどで、より多くのフランス企業が今回の博覧会に出展することになりました。

ローラン・ビリ駐中国フランス大使は、「フランスが主賓国として招待されたことは、フランスにとって極めて大きな栄誉だ。中国市場が物づくりに代表されるフランスの品質および卓越した創造力を認めたことでもある」と述べました。（提供/CRI）