日本、100万トンの核汚染水の海洋放出でいかなる危険が?

CRI online    2022年7月24日(日) 8時10分

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日本政府と東京電力によりますと、汚染水から62種類の放射性物質を濾過できるが、「トリチウム」は水からの除去が困難であるということです。

日本原子力規制委員会は22日、東京電力福島第1原子力発電所の汚染水の海洋放出計画を正式に承認しました。日本政府と東京電力によりますと、汚染水から62種類の放射性物質を濾過できるが、「トリチウム」は水からの除去が困難であるということです。

公開資料では、人間がトリチウム放射線にさらされ続けると、細胞死やDNA損傷を引き起こす可能性があることが明らかとなっています。日本の原発排水から放出されるトリチウムの国家基準は水1リットル当たり6万ベクレルですが、多くの科学者や環境保護団体は、放出された排水が海洋環境や人類の安全にどのような潜在的なダメージをもたらすかを予知することはできないと述べています。

核汚染水が海に放出されれば、福島付近の海域を汚染するだけでなく、近隣諸国の海域にも影響を及ぼし、さらには世界の海洋生態環境にも悪影響を及ぼすことになります。

龍谷大学政策学部の大島堅一教授は、「汚染水の海洋放出に対し、周辺諸国が懸念を抱くのも当然だ。利害関係のある事案なので、中国や韓国などの意見も聞くべきであり、日本が単独で決められることではない」と述べました。(提供/CRI

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