日韓などのインスタント麺から発がん性物質―香港メディア

Record China    2022年7月22日(金) 19時0分

拡大

香港メディアの香港01は21日、日本、韓国、インドネシアなどのインスタント麺から発がん性物質が検出されたと報じた。

香港メディアの香港01は21日、日本、韓国、インドネシアなどのインスタント麺から発がん性物質が検出されたと報じた。

台湾衛生福利部食品薬物管理署はこのほど、インドネシア、日本、韓国、ベトナム、フィリピンなどから輸入されたインスタント麺計18件から、農薬のエチレンオキシドが検出されたと発表した。また、香港食物環境衛生署食物安全センターも19日、台湾当局が指摘したのと同じ日本のインスタント麺の食用及び販売を中止するよう呼び掛けた。エチレンオキシドは世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)により「ヒトに対して発がん性がある」としてグループ1に分類されている。

台湾衛生福利部食品薬物管理署がエチレンオキシドが検出されたと発表したのは、インドネシアのミースダップ(MIE SEDAAP)のインスタント麺11種類、インドネシアのサリミ(SARIMI)の牛肉団子味、韓国のサムヤン(SAMYANG)の「ブルダック炒め麺 カレー味」、日本のエースコックのカップ麺「一度は食べたい名店の味 PREMIUM ぜんや 黄金色の塩ラーメン」など。これらの製品はすべて返品または廃棄された。

また、香港食物環境衛生署食物安全センターも、日本から輸入されたエースコックのカップ麺「一度は食べたい名店の味 PREMIUM ぜんや 黄金色の塩ラーメン」を食べないよう呼び掛けた。同センターの報道官は「センターは食品事故モニタリングシステムを通じて台湾衛生福利部食品薬物管理署から、同製品のエチレンオキシドの含有量が現地の規定と一致しない旨の通達を受けた」と説明。問題発覚後の調査で、香港の輸入業者が関連製品を輸入していたことを発見した。輸入業者は同センターの指示に従い、問題の製品の販売を中止し、回収したという。また、同センターは問題の製品を購入した場合は食用を中止するよう呼び掛けている。

エチレンオキシドは常温では無色の気体で、可燃性、反応性の高い化合物。各種の工業でも広く使用されている。また、エチレングリコールなどの化合物の製造に使われており、日常の清掃用品、食器洗剤と繊維製品などの原料となっている。エチレンオキシド自体も病院で一般的に使用されている滅菌ガスである。国際がん研究機関によると、エチレンオキシドに長期的に接触すると血液がん、リンパがん及び乳がんの発生を引き起こすとされている。(翻訳・編集/刀禰)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携