中国産レアアースへの過度の依存から脱却へ、米財務長官が言及―中国メディア

Record China    2022年7月19日(火) 20時0分

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18日、観察者網は、米イエレン財務長官が韓国訪問前に「わが国は中国に対する過度のレアアース依存から脱却したい」との考えを示したと報じた。写真は内モンゴル自治区包頭市のレアアース博物館。

2022年7月18日、中国メディアの観察者網は、米イエレン財務長官が韓国訪問前に「わが国は中国に対する過度のレアアース依存から脱却したい」との考えを示したと報じた。

記事は、イエレン長官が18日、アジア歴訪最後の目的地である韓国に向かう途中に「わが国は韓国など同盟国との貿易の連係を強化し、中国に対するレアアース、太陽光電池、その他重要製品の過度の依存から脱却することを望む」と語るとともに、「柔軟なサプライチェーンは供給源の多様化を意味するとともに、地政学上のライバルによるわれわれに対する操縦、われわれの安全を脅かす可能性をある程度排除する」と述べたことを伝えた。

また、中国は自らの行為に反対する国に圧力をかけ、供給を寸断する行動に出ていると主張し「これがまさに、わが国がレアアース、太陽光発電その他重要製品で中国への過度の依存をしたくない理由の一つだ」としたことを紹介している。

記事は、米国の閣僚や政治家がここ数年たびたび中国へのレアアース依存からの脱却を呼び掛けており、これまでに共和党の上院議員が国防総省の請け負い業者による中国のレアアース購入を禁止する提案を行ったことがあると紹介。バイデン政権も今年2月に「今後数十年で、世界の重要鉱物の需要は400〜600%増え、特に電気自動車用電池に必要なリチウムや黒鉛などは4000%増加する見込みだ。わが国はますます国外からの輸入に依存しており、中国がコバルト、リチウム、レアアースその他重要鉱物の加工市場の大部分を掌握している」とし、これらの重要鉱物や材料の生産に対し大規模な投資を行うとする声明を発表したと伝えている。(翻訳・編集/川尻






※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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