外交部の汪文斌報道官は11日の定例記者会見で、王毅国務委員兼外交部長が8日にインドネシアのバリ島で、多国間主義の強化および食糧とエネルギーの安全保障に関する2段階の会議を含むG20（主要20カ国）外相会合に出席したことを報告しました。

それによりますと、王外交部長は外相会合の中で、「世界の平和と発展が重大な試練に直面する中、われわれは団結と協力の初心を忘れず、多国間主義を実践することを堅持し、『3つのパートナー』、すなわち相互尊重と平等協議のパートナー、平和共存と協力・ウィンウィンのパートナー、開放された包容力あるコネクティビティのパートナーであることを堅持しなければならない」と表明した上で、「この世界には一つのシステムしかない、それは国連を中核とする国際体系である。また、この世界には一つの秩序しかない、それは国際法を基礎とする国際秩序である。他国の安全よりも自国の安全を優先し軍事グループを強化することは、国際社会の分断につながり、かえって自らの危険を招く。排他的で小さなサークルをつくることは時代の流れに反し、必ず失敗するだろう」と指摘したということです。（提供/CRI）