“日本風”批判浴びた中国ドラマを封殺、話題作の「星漢燦爛」も映像加工で対応か

anomado    2022年7月10日(日) 20時0分

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衣装や小道具が日本風と指摘されていた中国ドラマ「我叫劉金鳳」が9日、動画配信サービスから全て削除されたことが分かった。

衣装や小道具が日本風と指摘されていた中国ドラマ「我叫劉金鳳」が9日、動画配信サービスから全て削除されたことが分かった。

「我叫劉金鳳」は先月24日から優酷(YOUKU)で配信されていたコメディータッチの時代劇ドラマ。この作品では登場人物の衣装や小道具が日本風だと指摘され、さらにすしを食べるシーンも登場して話題に。フィクションとしてもやり過ぎだと批判の声も多く上がっていた。

今月8日、「我叫劉金鳳」が優酷で検索できなくなっていると中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で話題が浮上。9日には同作の関連動画を除き、本編が姿を消していることが分かった。なお、優酷ではユーザーの問い合わせに対して、サイト内の調整中と回答している。

「我叫劉金鳳」だけでなく、中国ドラマでは以前から日本や韓国の要素が垣間見えると、視聴者からの指摘が相次いでいた。人民網の報道によると今月4日、国家広播電視総局が約20社の制作会社、テレビ局の代表を集めて会議を行い、時代劇ドラマにおいて中華文化の正しい継承を求めていた。それからわずか4日後の動画削除には、同局の指導が大きく影響しているとみられる。

なお、ウー・レイ(呉磊)とチャオ・ルースー(趙露思)が主演し、今月5日に騰訊視頻(テンセント)で配信をスタートした時代劇ドラマ「星漢燦爛」でも、衣装の帯結びが日本の浴衣帯に似ているなど、日本風の要素が指摘されていた。一部の中国メディアでは「星漢燦爛」が、速やかに映像を加工して問題点を消去していることを報じている。(Mathilda)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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