人民網日本語版 2022年7月8日(金) 15時50分
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オンライン神曲の平均寿命は51.9日と言われる中、「アーケイン」の主題歌「孤勇者」はリリースから8カ月たった今も、破竹の勢いをキープし、特に子供たちの間で大人気となっている。
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オンライン神曲の平均寿命は51.9日と言われる中、「アーケイン」の主題歌「孤勇者」はリリースから8カ月たった今も、破竹の勢いをキープし、特に子供たちの間で大人気。子供との距離をぐっと縮めてくれる「魔法のアイテム」にさえなっている。「孤勇者」は、大人気オンラインゲーム「リーグ・オブ・レジェンド(中国語「英雄聯盟)」の世界を舞台としたアニメシリーズ「Arcane(中国語:「英雄聯盟:双城之戦」)の中国語主題歌で、2021年11月にリリースされて、子供たちの間で大人気となった。
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「孤勇者」は、歌っている歌手イーソン・チャン(陳奕迅)が「想定外」と感じるほど、子供の間で爆発的人気となっている。イーソン・チャンは微博(ウェイボー)で「僕が子供向けの曲をリリースしたらしいんだけど」とつづり、驚きを隠さない。
寝ている子供を起こす方法にはいろいろあるものの、「孤勇者」を使ってみるのもいいかもしれない。河南省許昌市の幼稚園教師は、昼寝している園児を起こす目覚まし音を「孤勇者」に変えて流したところ、1秒前までぐっすり眠っていた園児が一斉に目を覚まし、目をこすりながら、歌を口ずさみ始めたという。ネットユーザーからは「これで先生は私が寝坊することを心配する必要はなくなった」とユーモラスなコメントを寄せている。
また、子供との距離を縮めたいと思っているなら、まず子供がたくさんいる所に行き、「孤勇者」を歌うだけでよく、とても簡単だ。
雲南省昆明市のある小学校で、綱引きに負けたクラスの生徒が悔し涙を流し、落ち込んでいるのを見た教師は、必殺技として「孤勇者」をクラス全員で歌うことにした。すると、生徒らは泣きながら、歌い始めたという。
生徒らは表情こそ晴れないものの、「今回負けたからといって気にすることはない。今後も頑張って、光に向かって前進し続けなければ」と、心は「孤勇者」に鼓舞されていた。
ある保護者はネット上に、「8歳の娘は夫とけんかしても、一緒に『孤勇者』を歌うと仲直りできる。私もやってみようかしら」とつづっている。
「孤勇者」がこれほど人気になっているのはなぜなのだろうか?その答えは、子供の作文から見つけることができる。
■歌詞を書いたのは一人で勇敢にがんと闘った女性
「ひとりで暗い路地を歩く君を愛してる。屈することのない君を愛してる。絶望と対峙しても、泣くことをしない君を愛してる」。どんな経験をすれば、このような歌詞を書くことができるのだろう?
作詞を担当した唐恬(タン・ティエン)さんは、実際に生死をさまよった経験がある苦労人で、イーソン・チャンの大ファン。「孤勇者」でコラボしたのは、10年前の2人の約束を叶えるためだった。実はそんな唐さんがここ数年、毛不易(マオブイー)の「無名的人」など、大ヒットした多くの曲の作詞を担当してきた。
唐さんは29歳の時に、上咽頭がんと診断された。しかし、闘病中は、周りの人を悲しませてはいけないと、ずっと笑顔を絶やさなかったという。そんな彼女の唯一の願いが、自分が作詞した曲をイーソン・チャンに歌ってもらうことだった。
幸運にも、唐さんの体調は少しずつ回復した。そして、イーソン・チャンが、「アーケイン」の主題歌を担当することになったことが決まった際に、「孤勇者」でコラボすることになった。
多くのネットユーザーが、「孤勇者」の歌詞で描かれているのは唐さん本人のことで、彼女は口数が少なく、一人で夜道を歩く普通の人、がんと闘った勇敢で、強い女性と感じている。
音楽に国境はないと言われる通り、英国のある男性が妹と英語で「アーケイン」をカバーし、ネット上で話題をさらっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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