外交部の趙立堅報道官は6日の定例記者会見で、パキスタンのカラチ大学孔子学院で起きたテロ事件に対する調査作業の進展について、「高い関心を寄せており、パキスタン側の積極的な努力を賞賛する」と述べました。

報道によりますと、5日、パキスタンのテロ対策部門とシンド州政府がカラチで記者会見を開き、カラチ大学孔子学院のテロ事件の重要な容疑者一人が逮捕されたと明らかにした上で、「バルチスタン解放戦線（BLF）」や「バルチスタン解放軍（BLA）」など複数のテロ団体が結託を強めていて、その背後には外国勢力の後押しが存在する可能性があると指摘したということです。

これについて、趙報道官は「パキスタン側が引き続き全力で真相を究明し、事件を起こした犯人を厳罰に処し、事件にかかわったテロ組織を断固として取り締まり、パキスタンにいる中国の人員と機構の安全を確保することを希望する。中国は引き続きパキスタンのテロ対策に向けた努力を断固として支持し、中国とパキスタンの協力により安全な環境を提供する」と述べました。（提供/CRI）