CRI online 2022年6月30日(木) 11時50分
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外交部の報道官はNATO戦略文書の中国「名指し」について、政治的対抗をやめるよう非難しました。
NATOの戦略文書「戦略概念」に中国関連内容が含まれる動きについて、外交部の趙立堅報道官は29日の定例記者会見で、「NATOはイデオロギーで線引きして政治的対抗をあおることや、『新冷戦』を始めようとするのをやめるべきだ。やるべきことは冷戦思考、ゼロサムゲーム、人を敵に回す行為であり、欧州を混乱させ、さらにアジアと全世界を混乱させようとしてはならない」と強調しました。
サリバン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、「NATOの戦略文書『戦略概念』は、中国がもたらす多方面の課題について明言している」と述べたと報じられています。
これを受けて、趙報道官は、NATOが公の場で「NATOの地域的同盟としての位置づけに変化はなく、NATOは地理的な突破を求めず、他の地域への人員拡大も求めていない」と度重なって表明してきたと指摘したうえで、「ここ数年、NATOはたえずアジア太平洋地域に進出し、一部のNATO加盟国はひっきりなしに航空機や軍艦を中国周辺海域に派遣して軍事演習を行い、情勢の緊張を作り出し、矛盾をあおっている。NATOは地域と領域を突破し続け、集団的対抗を唱えているが、国際社会はこれを強く警戒し、断固反対すべきだ」と述べました。(提供/CRI)
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