anomado 2022年6月30日(木) 22時30分
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今年最高のヒット作となった中国時代劇ドラマ「夢華録」だが、最終話の配信終了後も注目は続き、新たに歴史の改ざんや舞踏作品からの盗作疑惑といった話題が報じられている。
今月2日に騰訊視頻(テンセント)で配信をスタートした「夢華録」は、リウ・イーフェイ(劉亦菲)とチェン・シャオ(陳暁)が主演し、北宋時代を舞台にした時代劇ドラマ。ドラマや映画の情報サイト・豆瓣(douban)のユーザー評価では、10点満点のうち最高8.8点と、今年の中国ドラマでは最高点をマークし、大人気のまま26日に最終話の配信を終えている。
今年最高のヒット作となった「夢華録」について、このほどネットでは歴史の改ざんを批判する声が浮上した。北宋の第3代皇帝真宗(しんそう)の劉皇后について、宮中に入るまでは銀細工の職人の妻だったとされているが、「夢華録」では楽伎の設定になっている。なお、劉皇后は元の雑劇をはじめ、古典小説「三侠五義」などに登場し、京劇の演目でも知られる「狸猫換太子」の主人公としても知られる。誰もが知る有名な人物に手を加えるのはどうかと批判の声が上がる一方で、「あくまでドラマ作品の設定」と擁護する意見も多く見られる。
また、「夢華録」では女性たちが舞姿を披露するシーンで、その動作や衣装が舞踏作品「唐宮夜宴」に酷似していると指摘され、盗作疑惑も浮上している。「唐宮夜宴」を上演する鄭州歌舞団では公式ホームページでネットユーザーの質問に対し、「夢華録」に撮影協力を行っていないと回答しており、この点も注目されている。(Mathilda)
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