中国物流購買連合会（CFLP）は28日、1‐5月における全国の社会物流総額（供給先から受入先への物品価値総額）についての統計を発表しました。社会物流総額は前年同期比3．0％増の128兆8000億元（約2602兆円）で、4月単月には3．0％減だった成長率が、5月には0．5％の増加に転じました。また5月になって、新型コロナウイルス感染の予防・抑制情勢が全体的に良好な方向に向かっているために生産と生活の秩序は回復しつつあり、物流ニーズは全体的に拡大を維持しています。中国物流購買連合会は、成長率は小幅な改善を見せているものの、回復の基盤はより強固なものになる必要があるとの考えを示しました。

社会物流総額の構造から見ると、工業と民生用消費品の物流需要は成長が回復しており、輸入物流需要の減少幅は小幅ながら縮小しました。内需の改善と同時に、農業、製造業、民生消費分野における物流はいずれも前向きな変化を示していますが、輸入物流の需要は依然として弱含みの状態です。（提供/CRI）