江門地下ニュートリノ実験、検出器メイン構造の設置が完了―中国

人民網日本語版    2022年6月28日(火) 6時30分

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江門地下ニュートリノ実験中心検出器のステンレス製メイン構造の設置作業が24日、順調に完了した。

中国科学院高エネルギー物理研究所によると、江門地下ニュートリノ実験(JUNO)中心検出器のステンレス製メイン構造の設置作業が24日、順調に完了した。人民網が伝えた。

実験ホールは地下700メートルに位置する。中心検出器はその中核検出設備で、地下実験ホール内の深さ44メートルのプールの中央にある。そのステンレス製メイン構造は直径約41メートルのドーム構造を設計・採用しており、ステンレスドームとも呼ばれる。検出器のメイン支持構造として、直径35.4メートルのアクリルボール、2万トンの液体シンチレータ、2万本の20インチ光電子増倍管、2万5000本の3インチ光電子増倍管、先端エレクトロニクス、電気ケーブル、耐磁コイル、遮光ボードなどの多くの重要部品を支える。

メイン構造の設置が完了した後には、中心検出器構造のアクリルボールの設置が始まる。このアクリルボールの直径は35.4メートル、壁の厚さは120ミリメートル、重さは600トン以上。世界最大の単体アクリルボール構造であり、その生産と製造は中国の内外に例がない。

広東省江門市開平市に位置するJUNOは、中国科学院と広東省が共同で建設すると同時に、大型の国際協力プロジェクトでもある。建設は2015年に始まり、完成・運営は2023年を予定。ニュートリノの質量順序の測定、ニュートリノ混合パラメータの正確な測定を主な科学目標とするとともに、その他の複数の科学の先端研究を行う。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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