CRI online 2022年6月23日(木) 21時50分
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農業農村部は22日、小麦収穫の進展について、夏収穫小麦の主要生産地での大規模収穫はほぼ終わり、豊作であることが確実になったと発表しました。
夏は穀物収穫にとって1年の最初の季節です。生産量は年間総生産量の5分の1以上を占めており、うち90%以上が小麦です。各地の状況から判断すれば、中国では今年、冬収穫の小麦の作付け面積も安定しており、質も量も想定を上回る過去数年間で最良の一年になる見込みです。小麦の質の改善は今年も続いています。市場への供給が不足している高品質小麦の栽培面積比率は前年比で1.2ポイント上昇し、38.5%に達したとのことです。
農業農村部の責任者は、「今年の小麦収穫の豊作は食糧供給を安定確保する上で意義がある。供給、価格、予測の3点を安定させている」と説明しました。
感染症などの影響を受け、世界の食糧価格は過去2年間で大幅に上昇しました。国連食糧農業機関(FAO)は、「世界の食糧安全の情勢は現在、厳しい状況だ。国際市場の食糧価格が高騰している。今年5月には穀物価格が前年同月比で30%上昇した。小麦市場はさらに厳しい状況で、5月には世界の小麦価格が前年同月比で56%上昇し、2008年の世界食糧危機以来の最高水準に達した。中国の小麦の豊作は国際市場に積極的なシグナルを発信した」との見方を示しました。(提供/CRI)
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中村悦二
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