中国、海底での「造林」に取り組む

CRI online    2022年6月9日(木) 11時50分

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近年、中国ではサンゴ礁やマングローブ林、藻場など典型的な海洋生態系が効果的に保護され、海洋の生物多様性が著しく向上しています。

6月8日は「世界海洋デー」です。中国は「海洋生態系を保護し、人間と自然の調和と共生を促進」を今年のテーマとしています。近年、中国ではサンゴ礁やマングローブ林、藻場など典型的な海洋生態系が効果的に保護され、海洋の生物多様性が著しく向上しています。

広西チワン族自治区のウェイ(さんずいに圍)洲島では、海面下で特殊な「造林」活動が行われています。現地の科学者は海底に潜り、サンゴの枝を岩礁に縛り付けて、その成長を待ちます。水中カメラから、近くの岩礁では、すでに多くのサンゴや貝類、藻類が成長している様子が分かります。

気候変動や人間活動の影響により、同地域ではサンゴ礁の生態系が破壊されました。科学者は2013年からこの海域でサンゴの育成を行っています。ウェイ洲島で20万株のサンゴを育成し、8ヘクタールに及ぶ海域のサンゴ礁生態系を修復しました。

近年、中国は自然回復と人工修復を組み合わせてサンゴ礁生態系の保全に力を入れています。最新のモニタリング結果によりますと、中国の複数のサンゴ礁の生態系はいずれも健全な状態を維持しているということです。(提供/CRI

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