2017年に日本に上陸した中国発の人気アニメ「縁結びの妖狐ちゃん」（原題：狐妖小紅娘）。今年5月に女優ヤン・ミー（楊冪）と俳優ゴン・ジュン（龔俊）により、原作の中で一番人気の高いエピソード「月紅（げっこう）篇」が実写化されると報じられ、アニメファンの間で物議を醸した。

5月の段階で制作側も出演者側もファンの疑問や不満に対して何のリアクションも見せなかったが、6月に入り世界最大の映画スタジオ・横店影視城であるロケ車両の通行証に「狐妖小紅娘」と記されたことが目撃され、撮影に向けて着々と準備を進めているとみられている。

ドラマで妖狐の塗山紅紅を演じるヤン・ミーは、人気バラエティー番組「密室大逃脱」の制作を終わらせるとみられている。一方、東方月初を演じると言われているゴン・ジュンは現在、バラエティー番組「極限挑戦」のため海南省を訪れている。それぞれの番組撮影が終わるのが6月中旬ごろと言われ、6月末のクランクインのタイミングにピッタリ合う計算になる。

このほか、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に出回っているリーク情報によると、その他の出演者として、ユエン・ビンイエン（袁冰妍）、リウ・シーシー（劉詩詩）、チャン・ユンロン（張雲龍)、チェン・ドゥリン（陳都霊）など、時代劇の名優らが名を連ねていて、豪華メンバーによる夢の共演が実現すれば「永遠の桃花」に匹敵する大ヒット作品になること間違いなしの状況だ。

縁結びを仕事にする妖狐と人間の時を越えたラブストーリーが、ドラマになってどのように魅了するのか。今後の動向からも目が離せない。（編集/RR）