羽生結弦とキム・ヨナの違い―中国メディア

Record China    2022年6月7日(火) 22時0分

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中国のポータルサイト・網易に5日、「キム・ヨナは23歳で引退したのに、羽生結弦はなぜまだ現役で活躍しているのか」との記事が投稿された。

中国のポータルサイト・網易に5日、「キム・ヨナは23歳で引退したのに、羽生結弦はなぜまだ現役で活躍しているのか」との記事が投稿された。

記事は、羽生とキム・ヨナについて「いずれもセンセーショナルな存在であることは間違い」とし、その共通点として「天才型であり、同じアジア人。後世に語り継がれるような輝かしい成績を残し、今なお母国で国宝級の扱いを受けている」とした。その上で、「ではなぜ、このような優秀な2人が、一方は早々に引退し、もう一方は今も氷上で奮闘しているのか」と疑問を投げ掛けた。

記事はまずキム・ヨナに言及。「五輪、世界選手権、グランプリ(GP)ファイナル、四大陸大会、ジュニア世界選手権の優勝を成し遂げた初めての女子選手である」とし、「幼少期は練習環境が劣悪だったほか、負傷にも悩まされていた。一時は引退も考えたが、その後、多くのメダルを獲得する活躍を見せ、それが自信につながり、彼女をさらに強くした」と説明した。

また、銀メダルを獲得した2014年のソチ五輪について「彼女のキャリアで最も物議を醸した大会と言われている。韓国の国民からは採点が不公平だとの指摘が出て、キム・ヨナが金メダルを受け取るべきだとの声が高まった。そして、彼女はその直後に引退を発表した」と指摘。「23歳という高くはない年齢で彼女はなぜ引退したのかと思われていた」と論じた。

一方、羽生について記事は「キム・ヨナを上回る成績を残したといっても過言ではない。多くの大会で金メダルを獲得し、スーパースラム(ジュニア・シニアの主要国際大会完全制覇)の達成者でもある」と紹介。今年28歳になる羽生が現時点ではまだ引退を表明していない理由について、「彼を愛するファンであれば誰もが知っている。それは、彼の心の中にある、人類の限界を突破する4回転アクセル(4A)の夢のためだ」とした。

その上で、「羽生は勝つことができる試合にはすべて勝ってきた。フィギュア界のレジェンドになり、芸術的な表現は圧倒的でどんなスタイルの曲も演じてきた。(羽生もキム・ヨナも)2人ともオリジナリティーがあった」とする一方、2人の違いについて「キム・ヨナはモチベーションを失っていたと言われていた。羽生は違った。彼は66年ぶりに五輪連覇を達成したが、依然として迷わず前進することを選択した。自分のフィギュアスケートのキャリアの最大の可能性を探り続けた。そして、五輪3連覇を半ば放棄しても、4Aの夢を追求した」と説明。「今やフィギュアの枠を超え、社会的な影響力を持つようになった羽生の魅力が、ここからうかがい知れる」と評した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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