配信中の時代劇ドラマ「夢華録」が人気を集める中国の女優リウ・イーフェイ（劉亦菲）が、意外なところから同じダウンコートを10年以上にわたって着続けていることが分かり、好感度を上げている。

今月2日に動画配信サービスの騰訊視頻（テンセント）で配信をスタートした「夢華録」は、わずか15時間で再生回数が2億回を突破。北宋の時代を舞台に、婚約者への報復のため都へやって来た趙盼児を含め、それぞれ事情を抱えた女性3人が手を取り合って奮闘し、都で最大の酒楼を作り上げる物語。ドラマと映画の情報サイト・豆瓣（douban）でのユーザー評価は現在、10点評価のうち8．5点と高得点をマークしている。

5日、「夢華録」の人気ぶりについて、同作を担当したヤン・ヤン（楊陽）監督が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に、視聴者への感謝のメッセージを投稿。また、主演のリウ・イーフェイやチェン・シャオ（陳暁）らと撮影現場で撮った写真を同時に公開している。

この写真の中で、監督とリウ・イーフェイが映像チェックしていると思われる1枚が注目を浴びることに。写真のリウ・イーフェイはくすんだ赤のダウンコートを着ているが、ファンによるとこのコートが最初に確認できるのは、2011年に撮られた写真とのこと。その後、12年の映画「曹操暗殺 三国志外伝」や、20年公開の「ムーラン」など、数々の撮影現場で同じものを着ているのが写真に残されている。

ダウンコートだけではなく、撮影現場で使用する折りたたみ式のイスや、褐色の大判スカーフもそれぞれ10年以上にわたって使い続けていることが分かり、ネットでは「物を大切に扱っている」「とても庶民的」「良い物を買って長く使うタイプかも」などと、好感度を示すコメントが集まっている。（Mathilda）