地下700m!江門ニュートリノ実験の「トランスフォーマータワー」が完成―中国

人民網日本語版    2022年5月27日(金) 21時50分

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広東省江門市打石山の地下700メートルの地点で、中国が主導する2つ目の大型ニュートリノ実験プロジェクト「江門ニュートリノ実験」の建設が進められている。

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中国科学院高エネルギー物理研究所によると、広東省江門市打石山の地下700メートルの地点で、中国が主導する2つ目の大型ニュートリノ実験プロジェクト「江門ニュートリノ実験」の建設が進められている。地下700メートルの実験ホール内では、アクリルボールを上から下へと一層ずつ設置するための昇降プラットフォームが設置され、高さ38メートルまで上がっている。巨大な「トランスフォーマータワー」のようで、すでに次のアクリルボールの設置作業のための準備を整えている。人民網が伝えた。

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江門ニュートリノ実験はニュートリノ質量階層性の測定を最重要科学目標とするビッグサイエンス装置だ。その中核的な探査設備であるニュートリノ検出器は、地下実験ホールの深さ44メートルのプールの中央に位置する。直径41メートルのステンレス製ドーム型網状構造、直径35.4メートルのアクリルボール、2万トンの液体シンチレータ、2万個の20インチ光電子増倍管、2万5000個の3インチ光電子増倍管などの基幹部品からなっている。

このほど設置が完了した昇降プラットフォームは、アクリルボールの設置を行うための重要補助プラットフォームで、その直径と高度は一層ごとに調整可能で、アクリルボールの設置の全過程に使用される。エンジニアはこのプラットフォーム上で、アクリルボールの吊り下げ、組み合わせ・接着、固化、焼なまし、研磨、洗浄、シートの貼り付けなどの工程を一層ずつ行い、最終的にアクリルボール全体の設置を行う。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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